宮城・名取 (仙台南) の 手打ち蕎麦処・蕎麦の音 【 閉店 】 [ 仙台市近郊 ]
田舎そば 新蕎麦 ( 税込 840円 )
香り | ★★★ |
太さ | ★★★ |
出汁 | 節系香り昆布の旨味が深い |
辛汁の量 | 徳利に十分 |
蕎麦湯 | 茹で湯だがドロリ系 |
薬味・小鉢など | ネギ、ワサビ、大根おろし |
粉の産地 | 山形・福井から独自に取り寄せ 季節に応じてブレンド |
製粉 | 店内・石臼、殼から挽く |
割合 | 十割、二八 |
製麺 | 店内で手打ち(うどんも手打ち)、 汲んできた湧水使用 |
新蕎麦の季節、十割 でがっつり香り高いヤツをいただきたかったので、ビンゴ! 色黒 で 極太 なのに コシ 強く しっとり感 のある 絶妙な 茹で加減。蕎麦の香りも生きており、素晴らしい。 麺・辛汁 とも量的にも十分で 蕎麦喰い の心を掴むに長けていると見えた。 個人的に 宮城 No.1 と認定。 蕎麦は 十割 と 二八 で 全て手打ち のラインナップでありながら『 二八ざる(600円)』に代表される驚きのリーズナブル加減、すごい。 次回はぜひ、期間限定の『 生粉打ち(945円) 』を試したい。
聞けば 二八 は茹で前 180gで、田舎は茹で前 200g。鴨汁 は 肉を煮込んでコクと香りを出しており蕎麦と鴨と柚との絶妙な香りが楽しめるらしい。 材料にはかなりのこだわりを持ち、そば粉も鴨も独自に取り寄せ。鴨は青森県産の フランス鴨、醤油は小豆島産・千葉産などをブレンドして使用しているとのことだ。
実は、蕎麦の気分でない者がおり、やむなくうどんを頼んだのだが、これがまた大当たり! 丁寧に手打ちされており、つゆとの相性もぴったりで心まで温まる優しい味わいだったとか。驚いた。 様々な客層に合わせて多彩なメニューを用意している蕎麦店で、蕎麦以外の料理にも手を抜かないところに店主の気概を感じた。
茶 | 焙じ茶、水 (遠慮なく依頼出来る雰囲気) |
他メニュー一例 | 【 蕎麦のメニューは全て 手打ちうどん にも変更可能 】 二八ざる 620円、天ざる(二八) 1,330円、 かけそば 620円、天ぷら(甘汁)1,120円、 冷やとろ 885円、 冷やし野菜天(三ツ葉・おろし)885円、 冷やし海老天(三ツ葉・おろし)1,120円、 きのこ鍋うどん(かしわ・きのこ3種)1,315円、 鍋焼きうどん(海老天・卵)1,200円、 そば or うどん弁当(野菜天・生姜焼き・ごはん・漬物付)920円、 そば or うどんセット(野菜天・ごはん・漬物付)750円 |
価格帯 | 600〜1,700円 |
名取市でも内陸側、標高高めの小さい山に橋をかけて造られた団地の中心部に立地、住宅販売センター兼小さなショッピングモール内に入居している。( 橋一本で下界と繋がっている印象の団地なので、震災当時住民はさぞかし怖い思いをしただろうと推察。) 団地入り口の 国道 286号線、東北自動車道・仙台南I.C. 近くの ファミリーマート南インター店 角向かいの道路脇に誘導看板があるが、この佇まいがいかにも民芸調の手打ち蕎麦店へ誘うようだったので実際の外観にはかなりの意外性を感じるが、店内の雰囲気はしっかり蕎麦屋。安心して蕎麦に集中できる。
立地 | 住宅街中心部 |
店内外 | 小規模なショッピングモールに入居 外観は蕎麦屋に見えない |
卓上 | 一味、醤油、割箸、爪楊枝 |
座席数 | 4人掛け5卓、小上がり2卓 |
サービス | 過不足無い女性2名 |
BGM | 和風? |
年内最低気温を下回った日曜日の 13時前、店内は比較的高齢の男女で穏やかに回転していた。立地柄、地元客とは思われず、わざわざ連れ立って来店した客と見受けられる。甘汁系 や うどんを啜っていたり、丼ものとのセットメニューを楽しんだり。個人で訪れた蕎麦通らしき客は『 田舎つけ鴨そば(1,260円)』を味わっていた。
創業 | 1996年年 |
閉店 | 2015年 11月 3日 |
住所 | 宮城県名取市相互台1丁目10-1 ( そばのね ) |
Site | なし |
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