蕎麦之記

辛汁で、を基本に。

手打ち田舎そば 一昇

宮城加美色麻町手打ち蕎麦処・一昇  [ 県北地域 ]  

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田舎そば ( 税込 750円 )





香り ☆☆☆
太さ ★★☆
出汁 香り無し、色・醤油感共に薄目
辛汁の量 徳利に適量
蕎麦湯 茹で湯、熱々が陶器の急須で



薬味・小鉢など 漬物、ネギ、ワサビ、山菜「 みず 」 の漬物 *1



粉の産地 不明
製粉 製粉所?
割合 十割、二八
製麺 手打ち?不明





麺は色黒だが ホシ はない、太くて平打ち気味。香りは全くしなかった。 辛汁 は薄めの色で塩辛くなく甘くもない。この蕎麦には合ってない気がするけど好みなんだろうな。それと、千切れるような感じではないけれども、なんだか粉っぽい気が。 何のせいか、練り? 捏ね? 寝かせ? 茹で時間がアバウト? も、もしかして、添加物? ちがうよね?





蕎麦は全て 十割二八 だそうだが、打場 らしきスペースがどこにも無いと感じる。店主の導線は店北東部に主体だから南東? 店外?  勘繰ってしまう店のレイアウトだ。









二八自家製 一昇そば *2 で「 おろしつけめん(850円)」も頼んでみた。 節系の香る 甘めのつゆ、細身でホシはないが啜りやすそうな麺、添えられた具の花鰹にツンと鼻をつく匂いがあった。鰹の脂分の酸化? なんだろうか。





天ぷら蕎麦を頼んだらそうしろとはおそらく言われないと思う( 願う )が、店奥に 筍やウドなど を 取り扱った 季節の野菜三種 の「 天ぷらバイキングコーナーが設けられていた。 1品につき数十円、食べたいものを自由に選んで客自ら伝票に書き込み申告するスタイルだ。天ぷら油の酸化が気になるっちゃ気になるが、山畑の恵みの多い地域、野菜・山菜を思う存分楽しんでもらおうと言う店主の計らいであろう。





使い捨てのおしぼりや湯呑み・グラス、水・蕎麦茶の入ったポット、楊枝、灰皿等は店入口右手にまとめて常備され、メニューは卓上に置かず壁に飾られた木片に記されている。 ( 因みにこの時、タバコを吸う客は幸いいなかった。*3









茶  蕎麦茶 *4 ・水もコーナーに纏まり、飲み放題


他メニュー一例 天・田舎(十割)1,350円、天・一昇(二八)1,400円、
天ぶっかけ 1,500円、二八一昇ざる 800円、
鴨南つけめん(田舎・一昇)950円、かけ 680円、
冷やしとろろつけめん(田舎・二八)900円、とりそば 850円、
ラーメン 450円、蕎麦のおかわり 400円、天ぷら 600円


価格帯 400〜1,500円





右写真の緑のものが 山菜 「 みず 」の漬物 。普段はアクを抜いてフレッシュに、お浸しにされる場合が多い。





立地 農村の小さな集落内
店内外 田舎の小売店舗の居抜き簡易改装系?と見える
卓上 割箸、七味、食塩、楊枝
座席数 16席( 5卓 )
サービス 夫婦?二人で切盛
BGM FM Radio





国道 457号線 色麻町役場 側に曲がって直進、突き当たったら右折してすぐの信号を左折、間も無く右手に同店が見える。どこに駐車しようか一瞬迷うので、後続車に迷惑をかける、注意しよう。 敢えてのランドマークは 宮城県加美農業高等学校 かな、その手前に立地しているので " 加美農 " まで行かないように。 そうそう、加美農 と言えば、宮城県名取市にある 宮城県農業高等学校東日本大震災津波で被災した際、そこの生徒たちを受け入れていた ことを思い出す。生徒たちは今もまだここへ通っているのだろうか。





創業 不明





住所 宮城県加美郡色麻町黒沢字土利壇20-1
Site 一昇_〈 食べログ 〉





***





*1:この時期、家族や親戚が山菜を採りに山に入る。「 みず 」はかなりポピュラーな山菜で、自宅だけでなく出先のあちこちで頂く機会がある。

*2:自家製と言っていると言うことは、機械打ち だね。

*3:愛煙家の常連客が多いのかな。

*4:後味に何かの移香があって気になる。