宮城・仙台・泉区鶴ヶ丘( 岩切 ) の 蕎麦処・蕎花 [ 仙台市郊外 ]
もり+ 追加 ( 新蕎麦 )( 税込 700円 + 500円 )
香り | ☆☆☆ |
太さ | ★☆☆ |
出汁 | 節系香るちょい辛 |
辛汁の量 | 徳利に適量 |
蕎麦湯 | 茹で湯 |
薬味・小鉢など | 浸し豆、ワサビ、大根おろし |
粉の産地 | 長野県産・信濃一号 |
製粉 | 製粉所 |
割合 | 二八 |
製麺 | 機械打ち |
均一に揃った細身の更科系、香りはしないがコシはそこそこ。 大盛り( つまり追加 )は、並盛りを食べ終える直前を見計らって出してくれるので安心して茹で立てが味わえる。
しかし薬味に ネギなし って、初めてなんだけど。 どういう意図なんだろうか。厨房脇に 打ち場 として設けたらしきガラス張りの一角があるものの、ブラインドが下がっており " 毎日ここを使って手打ちしてます!" を、打ち消している。
辛汁 は、甘みを抑えたスッキリ味、テーブル上の小札に書いてある通り。 「 鹿児島 枕崎産 鰹本枯節 を使用し アルカリイオン水 でじっくり抽出、2週間以上寝かせた かえし を加えて湯煎しています。 昨今、甘めの薄いつゆが流行っていますが、当店は辛めに仕上げております*1 」とのこと。
蕎麦湯 は 茹で湯の上澄みが出てきている感じだった。 いつも、どの蕎麦店でもやる通り、猪口に残った 辛汁 に蕎麦湯を加えて飲んで、ビックリした。 何の味もしない! 節系も香らない! 蕎麦の甘みもない! 醤油や返しの隠れ香もない! 何がどうなると全てを打ち消し合うんだろうか。楽しみの最後の儀式の台無し感が否めない、残念だがガッカリしてしまった。
茶 | 蕎麦茶、ポットで置いて欲しいと乞うと渋々 |
他メニュー一例 | とろろ 850円、鴨南蛮もり(辛汁付)1,200円、天もり 1,300円、 ぶっかけおろし(天ぷら付)1,100円、 ぶっかけとろろ(天ぷら付)1,150円、 かけ 700円、玉子とじ 800円、みぞれ 800円、 かけとろ 850円、天ぷら 1,300円、カレー南蛮 1,100円(かけ同様)、 ミニ玉子天丼 300円、ミニ天丼 400円、天丼 1,200円、ご飯 150円 |
価格帯 | 400〜2,200円 |
11月初旬の暖かく良く晴れた平日12:30前、蕎麦好きらしき中高年男性2組、ランチタイムの事務職女性1組、主婦1組が在店。看板メニューの『 限定20食 コースその1( 1,000〜2,200円 ) 』、『 蕎麦三昧(1,600円)』を味わっていた。" コース その1 " は、前菜・蕎麦( もり・とろろ・鴨南蛮・天ぷらから選ぶ、各々価格は違う )・デザート・コーヒーが付くセット。 料理は 器 on 器でキレイに盛り付けられて出されるらしく、給仕が動く度にカチャカチャ音がするのが少し気になった。*2 『 コースその2( 2,800〜3,400円 )』は 夜のみで 要予約、" コース その1 " に、仔牛のロースト和風柚子ソースがプラスされるそうだ。 " 蕎麦三昧( 要予約 )" は 蕎麦多め、天ぷら・とろろ・鴨汁・豆乳そば豆腐・小鉢が付く。レストランだな、蕎麦っ食いには選びにくいメニューかも知れない、もうちょっと違う心の準備をして訪問するんだった。
立地 | 住宅街 |
店内外 | カフェ風だけど店内は若干ガランとしている |
卓上 | 楊枝、コンセプトアピールの小札、紙ナフキン、アンケート用紙と鉛筆 |
座席数 | 25席程度 |
サービス | フロア女性2人、厨房1人( 1人はフロア兼任 ) |
BGM | なし |
夜の部の営業にも対応して、なるほど 単品メニュー も豊富だ。『 天ぷら盛り合わせ( 800円 )』、『 前菜盛り合わせ( 800円 )』、『 合鴨ステーキ ラタトゥイユ ワサビ添え( 700円 )』、『 岩手豚 粗挽きウインナー5種( 600円 )』、『 揚げ蕎麦団子 5コ( 500円 )』、『 浸し豆( 400円 )』、『 豆乳そば豆腐( 300円 )』など セットの中で扱われる1品も、好きなだけ気兼ね無く味わえる。
蕎麦茶 が ことのほか旨かったので もっと自由に飲みたいから、ポットごと置いてって 貰えないかと頼んだらヒトクサレあってから置いていかれた。 ホスピタリティに自信があるから呼ばれたらいちいち来てやるのに、舐めんなよ的なあれですか、すみません本当に。
しかし何の違和感だろう、コンセプトにもオペレーションにも何かチグハグ感がある気が。 細部に拘りたくなるのは分からなく無いけど、そうしている理由とか背景とかは全くゼロな感じ。 それに何故、信州 に執着するようになったのか。 食べログやら 他ブログ の記事を参照するとちょいちょい " 信州リスペクト " 的な記述が出て来る。何処かの記事なんかには 戸隠流 とまであって唖然とした。 以前には " でわかおり " も 時々使っていた様子がほんのり存在していたが、店頭表示 は 「 当店の蕎麦 長野産・信濃一号 」で確定。 店主はフレンチで修行した?とか何処かにあったけど、蕎麦以外のメニューに並ぶのは、料理好きなベテランオシャレ主婦の家庭料理風とも受け取れ無くも無い。 そうか、店開業のコンセプトは無いが、これまでやって来て評判の良かったものをパッチワーク的に寄せ集めたのがこのスタイルってことだろうか。創業からここまでそれで来ているんだろうから、それはそれでスゴイです。
創業 | 2004年3月 |
住所 | 宮城県仙台市泉区鶴ヶ丘1丁目37-3 |
Site | 〈 Facebook 〉 |
***