蕎麦之記

辛汁で、を基本に。

肉和食と蕎麦 ほねぎし

宮城仙台青葉区中央 の 自家製蕎麦処・ほねぎし  仙台市中心部 ]  【 閉店 】

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もり蕎麦・並盛 ( 太麺・海苔除外 )( 税別 700円 )




香り ☆☆☆
太さ ★★★
出汁 節系が強めに香る濃い目の辛口
辛汁の量 徳利に充分
蕎麦湯 茹で湯

 

 

薬味・小鉢など 小ねぎ( チャイブ? )、大根おろし、本山葵

 

粉の産地 不明、国産を季節に応じてブレンドしているらしい
製粉 製粉所?
割合 不明
製麺 店内・機械打ち




 角を感じない丸型、直系3mm位の極太、しっかり茹で上げ氷水で締められた瑞々しい蕎麦は手のひら大の小さなザルにこんもりと盛られている。手繰って見ると長さがまちまち、5cm長の千切れたものも混ざっていた。香りは薄いが挽きぐるみを使用したらしいざらりとした食感は、二八 だろうか。十割 では 流石に無いと思うけど、つなぎの小麦粉率 は 高くなさそうだよね。



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 キリッと冷えた辛汁を猪口に注ぎ口元へ近づけると、鰹節そのもののかと思ってしまうほど強い香りが鼻頭に漂う。その猪口を傾けて舐めてみれば、蕎麦は酒肴、ゆえに濃い目の味わいで当然と主張する糖分抑え目・辛口だ。 本山葵 は とても爽やか、外観の雰囲気はオープンな居酒屋だが、それを否定して高尚なものへと引き上げるギャップを匂わせている。大根おろしは幾らか粗目でジューシー、辛味が無く優しいお味、こんな風なメリハリも初めて感じます。 あとね、ビックリしたのが、薬味のネギ。チャイブ( 西洋小ねぎ )? だよねこれ、色鮮やかで小洒落ている。



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 2017年 10月 25日発売の 「 S-style 2017年 11月号 vol.635 」 によれば、蕎麦は挽きぐるみに 韃靼そば 粉 と つなぎの小麦粉を使用した 外ニ らしい。 なるほど。蕎麦は朝の開店時に打つと言う事だが、何処に機械が? ……ふーん、カウンターの下かぁぁぁ……。

音は全然しないよ、とても静かなんだね。




茶  冷蕎麦茶

 

他メニュー一例 もり蕎麦・大盛 1,200円、もり蕎麦・特盛 1,500円、黒毛和牛ひつまぶし御膳 1,580円、トロ肉つけ蕎麦 880円、牛しぐれ蕎麦 880円、すだち冷かけと湯葉ごはんのセット 1,000円、落ちこぼれカレー蕎麦 900円

 

価格帯 280〜1,580円




 仙台朝市をイメージした路面店感覚のレストラン街・パルイチ の開店時間・am11:00 少し前、同店向かいの「 ぴょんぴょん舎 」には女子高生らがズラリ行列を作っている。あれれ、仙台パルコって F2層を狙ってるんじゃなかったっけ?これは嬉しい誤算と言ったところかな。そして同じく「 野菜を食べるカレーcamp 」には狙い通りの中高年男女の行列、そして同店には 男子学生や比較的若めの夫婦が数名。そんなこんなを考えながら辺りを眺め回しているうちにいよいよ飲食店街開店のジングルが鳴った。早速カウンターに陣取ると出された蕎麦茶の美味しさにまずビックリ。




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 蕎麦は、太麺細麺 かを選べる。おすすめはどちら?と尋ねそうになって無粋だから止めた。太麺を数本手繰って裾に辛汁を浸け、何時もの様に啜る・・・いや、啜れない。ネギも香りの柔らかいチャービルだし、供された全量ドサッと辛汁の中に入れちゃおう、えぇい蕎麦はドプンと潜らせるぞ、そして手繰るのは2〜3本、もぐもぐ食べるとしよう。初見、並盛のザルのサイズを見て大盛にすれば良かったと後悔したが、なかなかどうして、しっかり腹は満たされた。同日一番最初の打ち立て蕎麦、最初の茹で湯の蕎麦湯、空になれば蕎麦茶のお代わりはいかがと訊ねてくれる、侮れないなぁ。




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立地 仙台駅前ビル内の飲食店街
店内外 アジアンテイスト( 東アジア系? )、オープンスタイル
卓上 メニュー、醤油、食塩、七味、紙おしぼり
座席数 44席( うちカウンター12位 )
サービス 女性3名がさりげなく気配り
BGM USEN




 オープンスタイル・アジアンテイストの店内は、軽く仕事帰りに飲むとか、グループでご飯食べわるとかに重宝する居酒屋のようで、カジュアル。 コート用ハンガーやバック収納用のフックがテーブル下に付いていて、立ち喰い・立ち飲み感覚を満足させる作りになっている。 昼はランチメニュー単品もり蕎麦という展開、夜は牛・豚・鶏・鴨・ラム・馬等、様々な肉料理と蕎麦を手掛ける "バル" に変身する。 そう言えば 「 何にでもトリュフ現象 」 を 体現するメニューが 同店にもありました。

 

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 仙台パルコ2・1Fの、エスカレーターを囲む様に、オープンスタイルの飲食店が軒を連ねる様子はとても賑やか。隣の店の客が何を食べているのかも拝察出来る状態の展開です。他店同様同店もめちゃくちゃカジュアルな雰囲気なのに、料理も、蕎麦も、しっかりした品質。なんだか良いお店に出逢えちゃいましたね。

 

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創業 2016年 7月 1日 閉店 2022年 8月 21日






住所 宮城県仙台市青葉区中央3丁目7-5( 仙台パルコ2・1F
Site http://fujita-seisaku.co.jp/honegishi/〈 ほねぎし_食べログ 〉



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