宮城・大崎市・鳴子町 の 手打ち蕎麦処・蕎壽庵 [ 宮城県北部 ]
寒晒しもり ( 大盛・数量限定 )( 税込 1,296 + 380円 )
香り | ★☆☆ |
太さ | ★☆☆ |
出汁 | 節系香る塩分濃い目 |
辛汁の量 | 徳利に適量 |
蕎麦湯 | 濃い目の茹で湯茹 陶器の急須に猪口1杯分 |
薬味・小鉢など | ネギ、ワサビ、大根おろし、漬物 |
粉の産地 | 北海道・山形県産 |
製粉 | 宮川製粉 |
割合 | 二八? |
製麺 | 手打ち |
如何にも寒晒しであると主張する0.9mm程度のピシッと締まった麺、瑞々しく美しく食感が良い。秋に収穫した新蕎麦を大寒(2月)を迎えた厳冬期に霊峰・月山の湧き水に3週間浸してアクを抜き寒風に晒して天日干しをしたでわかおりの石臼挽き・二八と一部評にあるが、蕎麦そのものの味が良いので何も付けない水蕎麦の状態で食べるのが一番美味く感じる。
手繰った長さは八寸より短めな気がするが食べ易いのでこれはこれで有りかな。辛汁は徳利に少な目、全部を猪口に注いでも半分以下な感じ、節系香る塩分濃い目で甘味は少な目だ。ん?この蕎麦に合ってる?寒晒しの味を打ち消してないだろうか。本わさびを加えると少し改善するが劇的に変化するというものではない、何だろう旨味成分が足りないのかな、掛算出来ていない感じがする。
淡い紅色、綺麗に水分が絞られたピンポン球サイズで寒晒し蕎麦には必ず添えられるという辛味大根おろしは辛汁の猪口には加えずに口に含んだまま辛汁に潜らせた蕎麦を戴くというスタイルで食べた。うん、この方法なかなか良い。水蕎麦・辛汁・辛味大根おろしと様々な食べ方が出来るので、蕎麦の1/3は辛汁に浸けずに食べた気がする。もう少しあっても良いかもという遠慮がちな量の蕎麦湯のお陰もあって、辛汁の不足感による最後の儀式の不完全燃焼は避けられた。
茶 | 蕎麦茶 ( 冷水はカウンター・セルフ ) |
他メニュー一例 | もりそば 824円、冷とろそば 978円、辛味大根そば 978円、 天麩羅もりそば(限定25食)1,442円、鴨南蛮もりそば(冷温つけ汁付)1,339円、大盛250円、 寒ざらし天もりそば(辛味大根おろし付)1,914円 天麩羅盛り合わせ(限定15食)721円
期間限定(10〜3月)
かけそば 824円
きのこそば 1,030円
天ぷらそば(限定10食)1,442円
鴨南蛮そば 1,545円
お土産用お持ち帰り手打ち蕎麦(そばつゆ付)
2食入( 340g )1,606円
3食入( 510g )2,410円
|
価格帯 | 824〜1,914円 |
同店で使用している蕎麦粉は山形県寒河江市の宮川製粉製、独自の逸品だそうた。新蕎麦は 10月1日から北海道産、11月1日から山形産になるそうだが、今回訪問時はまだ新蕎麦は導入されていない様だった。10月中旬の日曜日、11:00ピタリ。既に老夫婦が着席、間も無くして「 鴨南蛮もりそば 」と「 天麩羅もりそば 」が供された。こちらの次の客は「 天麩羅もりそば 」を注文した中年夫婦、続いて甘汁系「 天麩羅かけそば 」を注文した女性2名、「 もりそば 」2枚と「 天麩羅盛り合わせ 」を注文したのはお年を召した男女1組。12:00を前にしてあっと言う間に相席1つを残して店はいっぱい、数量限定品からどんどん捌けていっていた。
立地 | 山間1軒のみの別荘地 |
店内外 | コテージ風 |
卓上 | 特になし |
座席数 | 14席 |
サービス | フロア女性2、厨房男女各1 |
BGM | JAZZ? FM? |
左が打場、反射がすごくてちょっと不鮮明。
大崎市古川から山形県新庄市へ抜ける羽後街道( 国道47号線)の旧道、川渡温泉街の中心にある川渡郵便局を左折して北上、くねくね曲がる急な坂道を登ると右手に同店が現れる。別荘として建てられた住居を改装した事が容易に想像出来る外観、壁面には沢山の薪が積み上げられている。8席程のテラス席を通過して玄関を入ると真正面に打ち場、左へ進むと客席、奥に厨房が。満席になれば給仕の動線が心配になるようなこじんまりした空間ではあるが、窮屈な感じは一切しなかった。
創業 | 2009年5月10日 |
住所 | 宮城県大崎市鳴子温泉字沢110-9( きょうじゅあん ) |
Site | 〈 蕎壽庵 _食べログ 〉 |
***