池森そば の 乾麺 の ・和みの十割蕎麦
和みの十割 ( 極太・平打ち )( 税抜 258円 )
香り | ★☆☆ |
太さ | ★★☆ |
粉の産地 | 不明 |
製粉 | 本田商店( 島根県雲南市 ) |
割合 | 十割 |
日本三代蕎麦のひとつ、出雲そば。挽きぐるみで太め、割子そば・三段*1として提供される。蕎麦つゆは、ぶっかけで頂くらしい。割子の重箱は重ねたまま上から一段目を食べ、平らげたのち二段目・三段目へと蕎麦つゆを引き継ぐ。
物凄く( 麺的には )好みのタイプ。挽きぐるみ・田舎蕎麦 的なガシガシ噛み付いて味わえる素朴な蕎麦だ。香りがあると言うよりは、蕎麦の麺のざらついた感じがしっかりするところがとても良い。*2
・ 出雲そばの食べ方
日本三代蕎麦 だとは知っていたが、割子だとの事から勝手に細麺だと思っていた。ぶっかけスタイルとも言うし尚更。こんな雄々しい感じとは、失礼しました。
出雲に蕎麦がひろく広まったのは江戸時代。信濃国・松本城主・松平直政が、幕府三代将軍・徳川家光から国替を命じられた事に発するのだとか。奥出雲地方や( 現在の 雲南市・奥出雲町 )で蕎麦の栽培が栄え、信濃から出雲松江藩に共に連れて来られた職人が盛んに蕎麦を打った。 特に、出雲大社ほか5つの神社の奥の院にお詣りする際に蕎麦を食べる 門前蕎麦 の文化が今に根付いているらしい。
乾麺はかなり太い。パッケージのつくり方には、「 2リットル以上の湯を沸かし 」との指示がある。随分前に全く別な商品の二八蕎麦を茹でたら茹で上がる前にドロドロ・ボロボロになってトラウマになっているのだが、同じく池森秀一監修の 香りの外一 を茹でた時にはそうならなかったので、深呼吸して湯の中へ投入する。
十割そばの読み方
十割そば の読み方は、とわり でも、じゅうわりでも、どれでも大丈夫だと思う。デリケートに気にしなくていいのでは。*3
茹で具合、大丈夫だった。 1人前もしっかり纏まった。 割子( わりご )スタイルは、青ネギや海苔・鰹節・紅葉おろし・辛味大根おろしなどの薬味*4を乗せてつゆをぶっかけるのだろうが、いつものように 辛汁 で頂く。
手繰り難くない、啜り難くない。噛み応えがあってとても良い。自家製粉で手打ち・田舎蕎麦として気に入って訪れていたあの店を思い出す。決して似ていると言うのでは無いけれど、蕎麦らしい貴重な蕎麦を食べた醍醐味みたいなものを感じる。
きちんと旨かったので、残り2人前も追加で茹でる。
追加で茹でたので流石に3把分、十割の 蕎麦湯 は濃くなっており、楽しみでしかない。
2023年末には税抜400円だったが、2024年1月中旬には税抜258円まで下がっているので、念の為。
住所 | ( 本田商店 )島根県雲南市加茂町神原1106-4 |
Site | 本田商店オンラインショップ( 高配合蕎麦 ) |
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投稿日 2024年1月( 購入・飲食 2023年12月末 )
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