手打ち蕎麦山がた

宮城・仙台・青葉区本町の手打ち蕎麦処・山がた　　［仙台市中心部］　　

ざる蕎麦＋おかわりざる蕎麦（大盛無料）（税込 850円 + 630円）

香り	★☆☆
太さ	★☆☆
出汁	鰹の香りの強い濃い目
辛汁の量	徳利に適量
蕎麦湯	茹で湯給仕されるのと同時に提供

薬味・小鉢など

白ネギ、ワサビ

粉の産地	北海道産など主体？国産とのこと
製粉	製粉済を師匠・ " 一茶庵 " から取り寄せ
割合	二八
製麺	手打ち

これぞ！　１枚・２枚と数えるものだと体現している素朴なザルに乗せられた蕎麦。しっかり水切れされているので盆が湿る事はない。入店してオーダーし、テーブルに落ち着いた瞬間に、フロア担当の給仕が置いていった。

入れ替わり立ち替わり来る客を捌くのに、丁度茹で上げて締めたばかりのヤツがタイミング良く当たったのだろう、別に表面が乾いている訳でもない。予習に違わぬ二八、細さも想像通りだ。

辛汁は鰹の香りが高く甘味をあまり感じない濃い目のタイプ。まずは蕎麦単体を味わってから辛汁単体を舐めると、なんだか違和感があった。　はて？　蕎麦と辛汁全く合わないかも？　と訝しがってから、念入りに辛汁にワサビを落とすと、これが御明算！　ぴったり三重奏のハーモニーを奏でるに至った。

つまり蕎麦はオーソドックスな優等生、と言ったところ。麺はたおやかで誰にでも受け入れられやすい。「山がた」は、山形の板そばのような野太く黒っぽいことを表すのでなく、シンプルに店主の苗字なんだとか。　修行先も神奈川のプロ育成道場だし、夜の部の料理も評判らしい。旨い蕎麦で旨い酒を飲める店のようだ。

店内は BAR のような明るさ、内装もかなり洒落ている。一般的な蕎麦屋の雰囲気ではない笑。２人掛けのテーブルを客の人数に合わせてくっつけたり離したりして客を捌いている。ひとり客は、店入口付近の天然木風の大きな卓で相席だ。　あれれ、向いの先客は、天ざる蕎麦（ 1,804円）の麺・天ぷら両方を少しずつ残してずっとスマホをいじっている。なんだかなぁ、蕎麦屋の客らしからぬ客である。

写真左・入口横店南東側、写真右・店南側入口すぐの大テーブル

10月最終週、気温20℃はあろうかという朗らかな日和。昼のピークを少し過ぎた辺りで訪店した。仙台市中心部・本町という立地は、まさにビジネス街。昼と夜と両方営業している同店。入店したその時間帯はさすがに周辺に勤務する勤め人系の客が多かったが、しばらくするといつの間にか初老の夫婦が増えていた。駐車場がないので近隣のコインパークに駐めて来たらしい。遠方から遥々来たのだろうか？　いや、近いけど車を使った仙台ナンバーか？

店舗北側と温めの蕎麦茶、一気に飲める（おかわりもっと飲めば良かった）

茶	蕎麦茶入店時おしぼりと同時に出るおかわりは申告制

他メニュー一例

辛み大根蕎麦 960円、ぶっかけ蕎麦 960円、
すずしろ蕎麦 960円、冷やしごま蕎麦 960円、
つけとろ蕎麦 990円・肉蕎麦 990円（いずれも限定10食）、
かけ蕎麦 900円、とり南蛮 990円、
カレー南蛮 990円、花巻蕎麦 990円

価格帯	850〜1,800円超

勤め人系の客は「 花巻蕎麦（990円）」などを食べている人が多かったような雰囲気。一方、老夫婦らは「天ぷら蕎麦（1,804円）」とか、「 すずしろ蕎麦（960円）」とかが多勢、やっぱりねと言う感じ。

（花巻蕎麦って、ググっていろんなことも含めて初めて知った... でもたぶん絶対永遠に食べないけど苦笑。）

立地	仙台市中心部のオフィス街に近い方近隣には飲み屋・飲食店も多い
店内外	ビル１F、BAR風
卓上	七味、楊枝
座席数	2人掛け7？ぐらい、大テーブル6名
サービス	フロア女性1人、厨房女性2人、店主1人
BGM	JAZZ？