蕎麦之記

辛汁で、を基本に。

いしいのそば 福島本店

福島会津山都町手打ち蕎麦処・いしいのそば  会津地方 ]  

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photo from 食べログ[ 引用 ]

水そば ( コース的な )( 税込 2,000円台 )





香り ★★★
太さ ★☆☆
出汁 不覚
辛汁の量 不覚
蕎麦湯 不覚



薬味・小鉢など 沢山の小皿料理「 こづゆ 」など



粉の産地 地元農協? 地産地消 + ブレンド
製粉 自家製粉( お父さんが粉まみれになっていた )
割合 十割
製麺 手打ち





明るい店主のお父さんが、蕎麦粉まみれで出迎えてくれる本格派、古民家・自宅兼店舗、なのかな?*1 製粉・手打ちを、玄関奥の台所で お父さんがひっきりなしにやっている様子がうかがえる。





席に案内され、はじめに出て来るのが、水だけで食べろという『 水そば 』。辛汁・出汁で食べずに、水だけで蕎麦を味わえというものだ。おいしい湧き水と、自慢の蕎麦。これぞ本物の味、確かめろと言うわけだ。まずこれが凄くて心を射抜かれる。





その後、出汁で食べる蕎麦が出て、後から後から小皿料理がどんどん来る(「 こづゆ 」)。うろ覚えだがこれが、客人に物足りなさを感じさせないようにする、会津特有のおもてなしスタイル だ とかいう前情報を入れていった気がした。 確か、大内宿 で蕎麦を食べた時も、幾つかの小皿料理が付いてきた。





photo from 食べログ[ 引用 ]





何はともあれ、ここでこの時食べた『 水そば 』が、この上なくおいしかったのは、忘れられない。香り、のどごし、コシ、全てにおいて最高だった。( 出汁については覚えていないが、『 水そば 』を狙いに伺ったので、眼中になかったと思う。) 田舎蕎麦 が好きになったのは、この蕎麦の香りを知ってしまったから、とも言える。





あくまで頼りない記憶だが、地粉 100% ではなく、味と香りのために、何処かの粉をブレンドしていた、と聞いたような。香りには大満足だったので、目くじらは立てなかった。しかし次は、地粉 100% のところで、どんなもんか試してみたいと感じたことをぼんやりと覚えている。





茶  キンキンに冷えたおいしい湧き水飲み放題! 充分です!


他メニュー一例 不明、なし?


価格帯 高くはないが、決して安くもない





当時、喜多方市に合併前の 耶麻郡山都町 では、『 山都そば街道 』 的な、観光振興キャンペーンを行っていた。しかも、山都町の蕎麦の品質は、マスコミ的に折紙付だった。そこで、蕎麦通を志願したい我々が、山都町へ出陣した訳だが、店を探す上で旅行雑誌「るるぶ」や「マップル」は信頼できない。まずは観光協会で、地元の真摯な情報を入手しようということで、【 山都そば ( 宮古そば ) 街道マップ 】を貰い、『 水そば 』を食せる店のひとつとして、同店 (「 宮古手打そば保存会会員 」) を選んだのだった。( 参考 : 「 宮古そば処 とのや 」





立地 山村集落
店内外 古民家そのもの
卓上 なし
座席数 不明
サービス あたたかい
BGM なし





photo from ふくしまのグリーンツーリズムガイド[ 引用 ]





【 山都そば 】

宮古地区で有名なことから 「 宮古そば 」 とも言う。つなぎを一切使用せず地元産そば粉を伏流水で打つ。耶麻郡 山都町 ( 現 喜多方市 )により導入された蕎麦貯蔵用の大型冷蔵庫により品質が管理されているらしい。


〈 会津山都そば協会 〉〈 宮古そばの里組合 〉





創業 不明





住所 福島県喜多方市山都町蓬莱字殿屋敷3360 ( 旧 耶麻郡山都町宮古地区 )
いしいのそば 宮古本店
Site 〈 Twitter 〉〈 本店 HP 〉 〈 いしいのそば 福島本店_食べログ 〉





※ 1990〜2000年頃訪問の記憶に後日情報付加して起稿。










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*1:もしかしたら、今は自宅は市街地にあるのかもしれないね。